基本情報技術者試験は、「情報処理の促進に関する法律」に基づき経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験であり、情報処理技術者試験制度のスキルレベル2(1~4)に相当します。
以前の名称が、第二種情報処理技術者試験であったことから「二種」とも呼ばれ、主にプログラマ向けの能力認定試験として、業界では古くから重要視されており、現在ではシステム開発者・利用者の双方を想定した試験となっていますが、午後のアルゴリズムは選択必須であり、依然としてプログラマからシステムエンジニアへの登竜門とされています。
試験は春・秋期(4・10月)の年2回で、年齢や国籍等を含め受験資格に制限はなく、老若男女幅広い層がチャレンジしています。合格には午前・午後試験ともに6割以上の得点が必要になります。(出典:独立行政法人情報処理推進機構HP、ウィキペディア)
平成21年春期試験から試験制度改正が適用されました。出題形式の概要は以下の通りです。
- (追加)平成26年春試験より、「情報セキュリティ」に関する出題の強化・拡充が行われます。
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午前試験>…試験時間:2時間30分
分野:テクノロジ系50問、マネジメント系10問、ストラテジ系20問、
合計80問出題、
(注意)平成26年春試験より、テクノロジ系の中分類「セキュリティ」の出題比率が高く
なります。
各問1.25点、合計100点満点
大分類:(テクノロジ系)基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術
(マネジメント系)プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント
(ストラテジ系)システム戦略、経営戦略、企業と法務
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午後試験>…試験時間:2時間30分
問1、分野:
情報セキュリティ 26年春試験より必須解答問題(
配点12点)
下記注意参照
問2~4、分野:ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク、
の4分野から3つ出題。
問5、分野:ソフトウェア設計
問6、分野:プロジェクトマネジメント、ITサービスマネジメントの2分野から1つ出題。
問7、分野:経営・関連法規、システム戦略の2分野から1つ出題。
以上の
問2~問7の中から4問選択(
配点各12点、計48点)。
問8、分野:
データ構造及びアルゴリズム 必須解答問題(
配点20点)
問9、分野:ソフトウェア開発(C言語)
問10、分野:ソフトウェア開発(COBOL)
問11、分野:ソフトウェア開発(Java)
問12、分野:ソフトウェア開発(アセンブラ)
問13、分野:ソフトウェア開発(
表計算)
以上の
問9~問13の中から1問選択(
配点20点)
合計100点満点
平成26年1月現在
(注意)平成26年春試験より、「情報セキュリティ」に関する出題の強化・拡充が行われます。
- 詳細はこちら (2013年10月29日 独立行政法人情報処理推進機構 発表)
(一部抜粋)
出題の見直し内容
(2)基本情報技術者試験(FE)、応用情報技術者試験(AP)
午前試験において「中分類11 セキュリティ」の出題比率を高くします。
午後試験において「情報セキュリティ分野」を選択問題から必須問題に変更します。
なお、出題する各分野の配点に変更はありません。
上記見直し後の「午前試験 試験区分別出題分野一覧表」については別紙2を、
「午後試験 分野別出題数(基本情報技術者試験、応用情報技術者試験)」については
別紙3をご参照ください。